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好きなことで生きていく
プロフットバッグプレイヤー × キャリアコンサルタントの”二刀流人生”
やった後悔なんて、ないと思うんです。自分で選んだことなら、全部”次に進むための糧”になる
プロフットバッグプレイヤーとして日本各地のイベントに出演し、世界大会にも出場し、世界一も経験。さらにキャリアコンサルタントとして、キャリアに悩める人たちに向き合う。
フットバッグというニッチなスポーツに魅せられ、その道で食べていくことを選び、次に”人の人生”にも真剣に向き合うことを選んだ——。
今回はアスリートとビジネスの「二刀流」異色のキャリアを歩む方にインタビューしてみました。
フットバッグとキャリアコンサルタントの二つの肩書き
── 今の肩書きは?
一言では難しいけど……”プロフットバッグプレイヤー”であり”キャリアコンサルタント”です。どちらも本気でやってます
── 具体的には?
イベント出演や学校、講演活動に出たり、自分でフットバッグを生産・販売もしています。それと並行して、キャリアコンサルタントとしてエージェントと提携して個人相談もしています。
── 今の生活の満足度は?
10点満点中、7点くらいかな
── その心は?
フットバッグの方は結果も出すことができているけど、キャリアコンサルタントの方はまだまだこれから。もっと結果を出したいし、フットバッグももっと広げられると思ってます。
── どうやって10点に?
シンプルに成果を出し続けることですね。そうすれば経済的にも安定するし、家族も満足してくれる。フットバッグを妻と一緒にやれていて、家族と一緒にいる時間が長くて、そこは本当に幸せです。
フットバッグに魅せられて
── そもそも、なぜフットバッグを?
大学に入学した直後に、たまたまムラサキスポーツでフットバッグの映像を見かけて、一目惚れしました
── プロを目指したのはいつ?
27歳のときです。当時はコムデギャルソンで働いていて、0時くらいから毎晩フットバッグの練習をしていたんです。それを見た妻(当時は彼女)が『やりたいならやればいいじゃん』って言ってくれて、次の日に会社に”辞めます”って伝えました(笑)
── 周囲の反応は?
そりゃ笑われましたよ(笑)。『すぐ辞めて会社員に戻るでしょ』って思ってた人も多かったと思います。
── スポンサー営業は大変でしたか?
そうですね、、、最初は大変でした。
300社くらい営業しましたね。営業中に『食べていけないと思いますよ』って言われたこともあります。
でも、だからこそ”この競技に可能性を見出した自分”を信じようと思いました。完全に反骨心ですね。
もうひとつの挑戦「キャリアコンサルタント」
── フットバッグをやりながら、なぜキャリアコンサルタントを?
フットバッグの公演活動の後に”キャリア相談”を受けることが増えてきて、ちゃんと応えたいと思ったんです。
その時の自分は好きなことをやってたらなんとか生きていけましたが相談に来る人がみんなそうではないと思ったので。調べたら”キャリアコンサルタント”という国家資格があると知って、すぐ取りました。
── 本格的に仕事にするきっかけは?
ひとつは”ダイレクトに相手の人生に関われること”が楽しいと思えたこと。もうひとつは、フットバッグがコロナで厳しくなったときの経済的なリスクヘッジでもありました。単純に新しい挑戦にワクワクしたというのもあります。
“できる”と”できない”の間での葛藤
── ギャップに悩んだことは?
ありました。フットバッグはずっとやってきたけど、キャリアコンサルタントはゼロから。できるとできないの差に苦しみましたね。
── どう乗り越えましたか?
とにかく学んで、少しずつでも”できる”を増やしていく。それを繰り返すことで、元々持っていたポジティブさでやってこれた感じですね。それでも最初はかなり苦しかったです。
── 2つの道を両立する葛藤はありませんでしたか?
最初はありました。妻に”セミプロじゃん”と言われたこともあります(笑)。でも、キャリアコンサルタントをやることでフットバッグの価値も再認識できたし、逆に両方やる自分が”スペシャル”だとも思えたんです。
生活のリアルと、最初の突破口
── フットバッグだけで食べていくって、最初はどうでした?
正直食べていけなかったですよ。
最初はもう本当にカツカツ。電気もガスも止まりましたし(笑)
── それでも続けられた理由は?
運がよかったです。
会社を辞めた半年後くらいに”UTグループ”のプロジェクトで300組の中から選ばれて、120万円をもらって北海道から沖縄までフットバッグを1000人に体験してもらう企画を実行したんです。それでなんとか食い繋いだら、それがきっかけでイベントが増えていってなんとか続けられた感じです。
── 今はどんな生活スタイルなんですか?
週6で2〜3時間練習して、それ以外はSNSやスポンサー営業、イベント出演。あと、キャリアコンサルタントの相談業務もあります。
あとは、実際にメーカーとしてフットバッグを作ってもいるので工場とのやりとりや卸先とのやりとりなどもあります。
“やる後悔”はない
── 失敗や後悔はありますか?
強いて言えば、プロになってすぐの活動のやり方はもっと工夫できたかも。でも、後悔はないですね。
── なぜ?
自分で選んだことだからです。
『正解を選ぶ』んじゃなくて『選んだものを正解にする』ことが大事。直感で選んだら、後は納得して進むだけです。
この道で得たもの・失ったもの
── 石田さんの人生経験の中でどんなことを得ましたか?
人脈が大きいですね。アパレル時代は業界内のつながりしかなかったけど、今はさまざまな分野の人と出会えて視野が広がりました。空手の日本チャンピオンに”空手にフットバッグの練習はいいですね”って言われて全国道場回ったこともあります(笑)
やっぱり人との出会いで色々なことが広がったり、繋がったりするなと思いましたし、繋がりの力はすごいなと今でも思ってます。
── 逆に失ったものは?
うーん。失ったと思っているものはそんなにないですが、強いて言えば、、、安定ですかね。同世代の人がビジネスで成功したり、役職に就いたりするのを見ると”違う道だったら…”と想像することもあります。でも、やっぱり今のほうがワクワクしてるし、正解でしたね。
これから描く未来
── 3年後、10年後はどうなっていたい?
10年経ってもプレイヤーでいたいです。自分でイベントを主催したり、海外展開したり、世界フットバッグ協会と連携しながらプレイヤー兼監督みたいな立場にもなれたら最高です。もっともっとフットバッグを広めて公園でフットバッグをして遊んでいる子供達を見たいなと思います。
── そうなるための課題は?
一番は”フットバッグの認知度”。イベントでの熱狂をどう継続させるか、コミュニティや練習場、アイテム販売の仕組みも大事。とにかく広げていきたい。
それこそ1人では限界があるので、仲間や協力してくれる方を見つけ巻き込みながら広めていく必要があると思います。
同じように”最初は笑われそうな道”を歩みたい人へ
── 最初の一歩を踏み出せない人に、何を伝えたいですか?
『どっちが正解か』なんて、分からない。
だからこそ”選んだ道を正解にする”って気持ちが大事なんじゃないかと思います。
一年後も同じことで悩んでるか?って考えると、実は大したことじゃないかもしれない。
悩むより動いたほうがいいと思いますね。”やらなかった後悔”のほうが絶対に大きいです。
編集後記(1000分の1キャリア編集部)
「普通」の反対は、「唯一無二」なのかもしれないと思いました。
前例のないキャリアを選び、世界的にもまだまだ知られていないスポーツを広げ、まったく違う分野で悩める人の背中を押す。
どちらも”好き”と”信念”を持って選び続けてきた結果で、そんな石田さんの生き方が、どこかで悩んでいるあなたの”最初の一歩”の背中をそっと押してくれることを願っています。
石田さんに協力したい、話を聞いてみたいと思う方は是非ご連絡ください!
あなたは”選んだ道”を、正解にできていますか?
📖 次に読む『1/1000のキャリア』→ 「決断の数だけ、人生は豊かになる」
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