- インタビュー
子育てと仕事の両立を目指し、事務職からフリーランスへ
子育てと仕事の両立。
時間にもお金にも追われながら、「このままでいいのかな」と感じていた。
そんな中で出会ったのが、LUFFとの面談だった。
「転職」ではなく「自分の生き方」を一緒に見つめ直す時間。
結果として彼女が選んだのは、フリーランスとしての独立という道でした。
今回は、会社員からフリーランスへと一歩踏み出した彼女のリアルなストーリーをお届けします。
時間も気持ちも余裕がなかった
―これまでのキャリアを教えてください
今年の7月から、フリーランスとして活動しています。
今はAIスキル研修の教材づくりや運営、受講生のフォローなどをしています。
「AIについて困ったことがあったら助けてください」と言われるようなポジションです(笑)。
―以前はどんな仕事をしていたんですか?
もともとは派遣社員として事務の仕事をしていました。電卓叩く毎日でした(笑)。
ただ、会社員の傍らで副業として事務代行や記事制作の仕事もしていて、それなりにやりがいは感じていました。
でも、AIが発達してきてライティングの案件が減ってきてしまって……「もしかしたら、この仕事、なくなるかも」と焦りを感じ始めました。
―そこからどう動いたんですか?
AIスクールに通い始めたんです。
ライティングの効率化を学びたくて3月に入学しました。
4月には早速案件をいただいて、少しずつ仕事が増えていきました。
―転職を考えたきっかけは?
一番は年収を上げたかったからです。
事務職だけではどうしても収入が上がらなくて……。
夫とも「将来のお金の設計」を話し合う中で、「もう少し収入を上げたいね」と。
だから副業も始めたんですが、結果的に“時間の切り売り”になってしまって、どんどん忙しくなったんです。
子育てにも余裕がなくなって、子どもに当たってしまうこともあり、「このままじゃダメだ」と思いました。
ちょうど子どもが保育園に入って、少し時間の余裕ができたタイミングだったので、
ここで何かを変えようと思いました。
―フリーランスという選択をした理由は?
副業でお付き合いのあった企業さんから「うちでやってみませんか?」と声をかけてもらったんです。
報酬もよくて、子育てとの両立もできそうだったので、思い切って挑戦することにしました。
もちろん、会社員という“安定”を捨てる不安はありました。
でも、子どもが小学生になると、もっと早く帰らないといけなくなる。
「今このタイミングでチャレンジする方がいいかも」と思って、覚悟を決めました。

LUFFとの出会いが「自分軸」を見つけるきっかけに
―転職活動はどんなふうにしていたんですか?
最初は求人サイトに登録して、届いた求人をチェックしていました。
「いいな」と思った求人があって、そこからエージェントと話し始めました。
ほかにも休日夫に子どもたちを預けて転職フェアにも行ったんですが、なかなか条件に合う求人がなくて……。
年収面でいい条件のものはあっても、勤務地や残業を踏まえると「保育園のお迎えに間に合わない」というケースも多かったです。
エージェントからも「何か条件を下げないと求人がありませんね」と言われ、「子どもが小さいうちに転職するって欲張りなのかな…」と落ち込むこともありました。
また、副業経験をアピールしても「実務経験じゃないので企業からしたら弱いかもですね」とのことで、どんどん自信がなくなってしまっていました。
―LUFFとはどう出会ったんですか?
AIスクールの先生に「エージェントの対応がちょっと…」と愚痴をこぼしたら、「LUFFさんがいいよ」と紹介してもらったんです。
大手のエージェントは、自己分析や書類添削はほとんどなく「とりあえず応募してみる」といったスタイルで。
それが大事なのはわかっていながらも、限られた時間の中で数をこなしていく事に、徐々に気持ちが追いつかなくなってしまっていました。
そんな時期にLUFFに出会い、「まずは話を聞かせてください」と、平日子どもの寝かしつけが終わった後や土日までも、1時間以上じっくり話を聞いてくれました。
しかも、求人提案の前に「自己分析を3回くらい」やったんです。
「なぜ転職したいのか」「何を大切にしたいのか」を一緒に整理してくれたのが印象的でした。
―印象に残っている言葉はありますか?
「その選択をしたら、解決したい悩みってなくなりますか?」って聞かれた時はハッとしました。
私は“年収を上げる”ことばかりに目がいっていたけど、それで本当に幸せになれるのか?って気づかされました。
あとは、「どんな時にしんどくなるんですか?」という質問。
忙しさのせいにしていたけど、実は「すべきことがあるのにできていない焦りやプレッシャー」「時間に追われて子どもに余裕を持って接することができないことへの情けなさ」といった、自分の弱みや本音を見ないようにしていたんだと思います。
LUFFはただ寄り添うだけじゃなくて、客観的に問いかけてくれる存在でした。
―最終的にLUFFにはどんな相談を?
フリーランスになる相談も、実はLUFFにしたんです(笑)。
転職しないのに何回も話を聞いてもらっていたから、申し訳なくて……。
でも話したら「その話、詳しく聞かせて」と、また時間をとってくれて。
契約形態や報酬設計まで一緒に考えてくれました。
「転職しないのにここまでしてくれるのは異常ですよ!」と思わず伝えちゃいました(笑)

“自分の時間”を取り戻して見えた、新しい働き方
―実際にフリーランスになってどうでしたか?
もう、最高です!(笑)
会社員の時は“頑張っても報われない”感覚がありました。
時間に追われて、余裕がなくなって、子どもに当たってしまうこともあった。
でも今は、自分で時間をコントロールできて、気持ちの余裕もできました。
頑張りたいだけ頑張れるようになった。
頑張った分だけ報酬に反映されるから、今は本当に“自分の努力が報われる働き方”だと思います。
―今後の展望を教えてください
「もがくことが最高だと思える仲間」を増やしたいです。
頑張れば頑張るほど損をするような社会を、少しずつ変えていきたい。
自分の経験を通して、誰かが「私も頑張っていいんだ」って思えるような環境をつくっていきたいです。
―転職・キャリアに悩む人へのメッセージをお願いします
自分の中に“引っかかり”があるなら、それは大事にしてほしいです。
モヤモヤしている時って、感情を押し殺してしまいがちだけど、感情に素直になることが、後悔しない人生につながると思います。
子どもを理由に諦めることはしたくなかった。悩みがあるなら、自分で変えていくしかない。行動すれば、必ず何かが動くと思います。だからこそ、「もがく勇気」を持ってほしいです。
