• インタビュー

信金からキャリア再出発 “誰かの未来”に寄り添う仕事へ

「誰かの役に立つ仕事がしたい」——そう思って飛び込んだ信用金庫での3年間。 数々の企業と向き合い、経営者のリアルに触れる日々の中で、彼の中に少しずつ芽生えていったのは、もっと未来に寄り添える仕事がしたいという想いでした。

初めての転職活動、最終面接での連続不採用、揺れ動く心。 すべてを経て辿り着いた今、彼は「この選択をしてよかった」と胸を張って言えるようになりました。 そんなNさんにインタビューしました。

 

キャリアの原点は、大学受験から始まった

 

 

―これまでのキャリアを教えてください。

大学は龍谷大学に進学しました。実は、第一志望は中央大学で「中央大学で陸上競技を続けたい」という明確な目標があったんですけど、受験でうまくいかず…。その時、第一志望に落ち、大学での明確な目標を見失い、「自分には価値がない」とすら思ってしまって、「強くならなきゃ」とインターンに取り組みはじめたのが、就活のスタートだったと思います。

新卒では地元静岡の信用金庫に就職し、法人・個人営業を3年ほど経験しました。法人では80社以上の担当先があり、40〜50社と取引、個人事業主も20社ほど対応していました。融資だけでなく、人材紹介や電気代の見直しなど、ビジネスマッチングも行っていました。

個人営業では、電話セールスや投資信託、生命保険の提案なども担当していましたね。真夏の暑い日も、土砂降りの雨が降る日も、スーパーカブに乗って、忙しい毎日を過ごしていました。

ただ、業種や業界の知識がどんどん増えていく感覚や、社長さんたちと話す時間がとにかく面白かったですね。「ノコギリの専門メーカー?」「こんな溶接会社があるんだ!」という驚きの連続で、まさに“静岡のリアルな産業”を肌で感じていました。

 

―そんななか転職を考えたきっかけは何だったんですか?

大きく2つあります。

ひとつは、「未来志向の課題解決にもっと関わりたい」と思ったこと。信金の仕事って、どうしても過去の実績や数字が重要となってきます。たとえば、どれだけ社長が未来を見据えて熱意を持っていても、売上や利益が伴っていなければ融資は難しい。お客様の想いや未来への挑戦に応えられない。銀行の「皆様からお預かりした大切なお金をお貸しし、回収する」というビジネスモデル上、仕方のないことだとわかっていましたが、その点にジレンマを感じていました。

ふたつ目は、お付き合いしていたパートナーの近くに一緒にいたいと考えたことです。4年ほど遠距離でお付き合いをしていた為、より先を見据えてパートナーのいるところに職を移そうと考えました。転職後にお別れしてしまいましたが(笑)、そのパートナーが一歩前に進む勇気を私に添えてくれました。転職活動が辛かった時もずっと傍で支えてくれていました。今でも当時のパートナーに感謝をしています。

 

―転職活動で不安だったことは?

転職活動自体が初めてだったので、「どうやるの?」っていうところからのスタートでした。新卒のときは大学時代の挑戦や経験をもとに「自身の価値観や未来像・強み」アピールしてきました。しかし、中途になると新卒の時とは違う視点でどのように「自分をどうアピールすべきか?」「この年齢で未経験チャレンジってアリなの?」と分からないことが多く、不安だらけでしたね。

特に気になっていたのは、「自分が転職市場でどれだけ評価されるのか?」ということ。これまでの経験が、世の中的にどんな意味を持つのかがわからなかったんです。

スケジュール感もつかめず、どのくらい準備が必要なのかも未知数。そんな不安を抱えながらのスタートでした。

 

LUFFの真摯に寄り添う姿勢が、信頼を生んだ

 

 

―LUFFを利用しようと思ったきっかけはなんでしたか?

最初は4社くらいのエージェントと話をしていて、最終的にはLUFFとdodaを併用していました。dodaは求人が豊富ということで使っていましたが、LUFFは丸目さんの存在が決め手でしたね。

丸目さんはとにかく真摯で、僕の目線に立って動いてくれる人でした。いきなり求人を出すのではなく、まずは自己分析を週1で4回くらいじっくりと。一緒にキャリアの棚卸しをしてから、ようやく求人を提案してくれたんです。

履歴書や職務経歴書の添削、面接対策も何度も付き合ってくれて、年末年始にも相談に乗ってもらって…。正直、他のエージェントさんも丁寧でしたが、「ここまで寄り添ってくれる人は他にいない」と感じました。

 

―実際に丸目と話してみて、印象はいかがでしたか?

第一印象は「いけいけな兄ちゃん」って感じでした(笑)でも話していくと、すごく誠実で、人に真っ直ぐ向き合うタイプだなと。アイスブレイクもうまくて、自然と心を開けました。

途中、厳しいことを言われたこともあります。仕事終わりで頑張って書いた自己分析シートに「これじゃダメ」とフィードバックされたり、疲れていてもしっかり提出期限を守るように言われたり。でも、そのおかげでちゃんと自分と向き合えたし、覚悟も決まりました。

 

―逆に丸目から見たNさんの印象は?

「誠実で真面目な人」という印象が強かったです。初回面談での受け答えも丁寧で、地に足がついてるなと感じました。過去の挫折も包み隠さず話してくれたり、本当に思いの強い人だなと。

でも、そのぶん検討事項がすごく多かったですよね。最終面接も5社くらい落ちて、本当に大変な転職活動だったと思います。個人的には面接対策見直します。。。

価値観で選び抜いた先に、“働く喜び”があった

 

 

―最終的に今の会社を選んだ理由は?

3社から内定をいただいていたんですが、「給与とキャリアのバランスが一番いい」と感じたのが、今の会社でした。

それ以上に大きかったのが、会社の理念に本気さを感じたことです。「日本中の中小企業を元気にし、社員とその家族を幸せにする」っていう言葉が、ただのスローガンじゃなくて、実際に社員一人ひとりが本気で実践しようとしている。面接を通じてそれが伝わってきて、「ここで働きたい」と心から思えました。

私の父が昔、中小企業の経営者であり、私たち家族を守るために必死に働き、苦心する姿を見てきました。だからこそ、このスローガンを本気で実現しようとしている姿勢により魅力を感じました。

あと、1月3日にも関わらず、丸目さんと意思決定の壁打ちをしていたのも、いい思い出です(笑)

 

―転職して、どんな変化がありましたか?

まだ4ヶ月ですが、「本当にこの会社で良かった」と思っています。

人間関係にも恵まれているし、ようやく未来志向の仕事に携われている実感があります。信金時代に培った財務や業界知識も活かせているし、キャリアの一貫性もちゃんと保たれている。そして、待遇面も下がることなく維持できているのがありがたいです。

 

―今後の展望があれば教えてください。

まずは、財務・税務の知識やコンサルスキルをしっかり身につけて、中小企業の業績回復に貢献していきたいです。その先にいる社員さんや家族が幸せになってくれたら最高ですね。

そして、自分自身ももっと成長して、海外思考もあるので、いずれは海外で働くことも実現したいと思っています。

 

―転職を考えている方に、アドバイスがあれば教えてください。

正直、転職は簡単なものではないです。でも、可能性が広がるのは間違いない。

そもそも転職しないで済むのであればしない方がいいと思います。

なので、まずは「今の会社でできること」に全力で取り組むこと。その上で、「もっとこうなりたい」「こういう世界で働きたい」と感じたら、その気持ちを大事にして行動してみてほしいです。

自分が思っている以上に、外の世界には選択肢と可能性があると実感できるはずです。

 

最後に

Nさん:改めてLUFFさん、丸目さんありがとうございました!!

丸目:こうやって転職後のインタビューで一緒に決めたキャリアがいい方向に進んでいることを見れてすごく嬉しいです。お互い頑張って成長しましょう!

 


編集後記

今回は弊社の丸目とNさんにインタビューをさせていただきました。

インタビューの中でもNさんは取り繕うことなくお話いただけたことが印象的でした。

転職先でNさんがたくさんの中小企業の社長さんたちを助けているイメージがつき、また活躍っぷりをインタビューできればと思います!

丸目とNさんの信頼関係も覗くことができ、楽しい時間でした!!

 

今回の担当エージェント:

丸目翔平

立命館大学を卒業後、繊維専門商社の田村駒株式会社に入社。OEM営業を経験後、株式会社ビズリーチに転職。ダイレクトリクルーティングサービスのコンサルティングセールスとして、IS、FS、アライアンスセールスに従事しました。在籍中には、東京証券取引所マザーズ市場への新規上場も経験しました。

その後、ベンチャー企業でアカウントエグゼクティブおよび採用担当を務めた後、株式会社ジェイエイシーリクルートメントに転職。両面型のエージェントとして、CAとRA業務を担当しました。 株式会社LUFFのミッションにも共感をし、「後悔の無い選択ができる世界を創りたい」という想いで株式会社LUFFにジョインしました。

▶︎丸目のもっと詳しい情報はこちらから

 

 

インタビュー日:2025年6月11日